先週の木曜日は、「二重被爆」と言うドキュメンタリー映画を見ました。山口さんについてのドキュメンタリーでした。山口さんは長崎と広島の両方で被爆しました。二〇一〇年になくなりましたが、九十三才まで長生きをしました。山口さんは九十一才の時に原子力をなくす事について話をしようと決めましたが、その短い間に、山口さんのメッセージはよくのこりました。このドキュメンタリーで、山口さんが伝えたかった事と、間接的なメッセージを考えて、印象に残ったことがあります。
一つドキュメンタリーで重要だと思ったのは、山口さんがひとに被爆のことを話すと決めたことです。山口さんは何年もだれにも自分の二重被爆のことをおしえませんでした。でも、広島に戻った時、アメリカ人に会いました。それで、やっと何のために自分の話をするかが分かりました。山口さんは最後の二年ぐらいしか自分の経験や原子力の意見を話しませんでしたが、その間、たくさんの人達にメッセージを残しました。そして、たくさんの人が原子力の悪いことに気がつきました。山口さんが話を始めて、とても感謝をしています。他の問題についても、話を始めることが大事だと言うことがよく分かりました。話をしなければ、何にもなりません。
もう一つ印象に残ったことは、山口さんの苦しみです。山口さんは、広島と長崎の思い出について話すと、むねが痛くなると言っていました。ばくだんがおちた時に見たことは山口さんにとってじごくです。それを聞いて、ニューヨークの9/11のことを思い出しました。9/11でひどい経験をした人達は、今でも悪夢を見る人がいます。そして、山口さんと同じように、むねが苦しくなる人がいます。これも思って、どんなひどいことでも、人にえいきょうがあると考えました。どんなぼうりょくでも、いいことはありません。
さいごに大切だと思ったのは、山口さんの話の伝え方です。原爆は戦争の時にアメリカがおとしましたは、山口さんは一度もアメリカをせめませんでした。だれかせめると言うより、将来また同じ事がおこらないように色々な人に話しました。山口さんからは、にくしみはぜんぜん感じませんでした。これはドキュメンタリーでとても大切なメッセージだと思います。世界で問題を解決したい時は、悪い事を伝えるより、どうやって前向きになれるかと言うことを考えないといけません。山口さんはこれで、日本人だけじゃなくて、たくさんの人に印象を残すことができたんだと思います。
「二重被爆」のドキュメンタリーから色々なことが考えられます。原子力や原爆のことだけじゃなく、世界でのたくさんの問題に関係します。山口さんは私達に世界でまた広島と長崎でおこったことをくりかえさないようにとお願いしていました。みんな、山口さんがしたように、苦しみや不安とたたかって、相手をせめずに話し合えば、平和ないい世界ができると思います。
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