漢字は日本語でも中国語でもたくさん使うので、日本や中国の文化に影響がたくさんありますし、非常に大事だと思います。今の日本語に、よく使う漢字は二千ぐらいあり、日本語の一番大きい漢字辞書『諸橋大漢和辞典』には、五万の漢字がありますが、本来、日本語には、漢字がありませんでした。漢字はどうやってでき、変わってきたのでしょうか。なぜ日本と中国の歴史、文化、発展に重要でしょうか。この小論文では、これらの点について、日本語の漢字の歴史について述べます。
五世紀に、百済[1](古代の朝鮮半島[2]にあった国家[3])からの僧侶や渡来人[4]は中国の本を日本に持って来て、中国の漢字が日本に来ました。伝説によると、王仁という人は『千字文』と孔子の『論語』を伝えました。『千字文』では千の違った漢字が使われています。子供に漢字を教えるための文章[5]で、中国でも日本でも朝鮮でも漢字を勉強するために一番よく使われる本になり、漢字の普及[6]に非常に重要でした。『論語』は孔子の死後、徒弟[7]たちが孔子の言行について書いた本で、儒教[8]の経典[9]でした。論語が日本に伝えられた後、日本人は儒教を勉強し始めました。この時に、書く日本語がなかったので、渡来した本を読んで、新しい知識[10]を交流[11]できるように、日本政府は楷書[12]の漢字を変え、万葉仮名を公布しました。万葉仮名は日本語を表記[13]するために漢字の音を使う仮名で、後に、今日の平仮名が作られました。そして、同時に漢字の音を表記するために、今の片仮名が作られました。
公元六世紀から、日本政府は東アジアの先進国[14]である隋[15]と[16]唐文化を勉強するのに、中国の隋と唐に、遣隋使[17]と遣唐使[18]を派遣しました。その時に、日本の文化は中国の文化の影響をたくさん受けていました。例えば、奈良時代[19]の和服[20]は、中国の唐の漢服の影響がありました。遣唐使も、仏教の日本への伝播[21]に大いに貢献[22]しました。中国の文化はたくさん渡来したので、漢字と漢字の本が普及しました。
それから、九世紀に、中国では戦争があったので、日本は中国に使節[23]を遣わす[24]のを止めました。ですから、中国から漢字が伝わりませんでした。更に、新しく台頭[25]した武士[26]たちは簡単な言葉が好きで、よく使ったので、中国からの漢語の意味や用法が変わりました。
明治時代[27]以降、明治維新[28]で、日本は西ヨーロッパの啓蒙時代[29]と産業革命[30]中に新しい政治、法制[31]、金融[32]、文化、教育、科学、技術、思想[33]を取り入れました。それを表記するために、たくさん新しい単語が作られました。この新しい漢語を和製[34]漢語といいます。和製漢語で、新しい西洋[35]のコンセプトが民衆[36]に分かりやすくなり、普及の過程が早くなりました。そのため、日本の技術も経済も軍事も急速に発展しました。和製漢語は二種類あります。一つは、「科学」、「哲学」、「郵便」、「野球」など、新しく漢字を組み合わせて作った、新しい単語です。もう一つは、新しい意味を与える前に存在した単語で、例えば、「自由[37]」、「観念[38]」、「革命[39]」がそうです。
近代以降、中国は近代化[40]をしたかったのですが、西ヨーロッパは遠すぎて、言葉も全然分からなかったので、東アジアで最初に西洋の先進国家として近代化した日本から勉強しました。その時に、たくさん中国の学生が日本に留学し、20世紀初期、東京だけで中国からの留学生は一万人ぐらいいました。日本語の漢字は中国語と同じようなので、中国の留学生はたくさん日本語の本を中国語に翻訳[41]し、その時和製漢語は中国に逆輸出[42]されました。今、たくさん中国語だと思う中国語の単語は、実は、日本から来ました。例えば、「文明[43]」、「会話」、「社会主義[44]」、「左翼[45]」がそうです。日本から渡来した漢字の言葉の方が、西洋から音訳[46]された言葉よりとても分かりやすかったので、日本は中国の近代化に助けられました。
漢字は本来中国から、日本に伝えられましたが、最後に日本の和製漢語が中国に逆輸出されて、本当に面白いです。また、漢字だけじゃなく、日本料理やお茶の文化などもそうです。こられは、中国の唐の時に、遣唐使が日本に伝え、そして、中国で生まれた文化が日本で発展し、違いけど、造詣[47]深く[48]なりました。和食や、茶道な[49]ど世界で人気があるし、中国にも逆輸出されました。日本と中国の文化、思想、価値観[50]は似[51]ていて、両国はお互い[52]に勉強し、一緒に発展するのがとてもいいと思います。
参考文献
ウィキペディア(2005)「千字文」2012年9月(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E5%AD%97%E6%96%87)
ウィキペディア(2004)「漢字」2012年8月(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E8%91%89%E4%BB%AE%E5%90%8D)
ウィキペディア(2004)「漢語」2012年10月(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E8%AA%9E)
ウィキペディア(2003)「漢字」2012年11月(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E5%AD%97)
ウィキペディア(2003)「遣唐使」2012年9月(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A3%E5%94%90%E4%BD%BF)
[1] ancient Korean kingdom
(Paekche or Kudara)
[2] Korean peninsula
[3] country
[4] people from overseas,
especially from China and Korea, who settled in early Japan and introduced
Continental culture to the Japanese
[5] article, composition
[6] diffusion; spread;
popularization; promulgation; familiarization
[7] apprentice
[8] Confucianism
[9] sacred books; sutras;
scriptures
[10] knowledge
[11] exchange; interchange;
interaction
[12] square style of
handwriting
[13] expression in writing;
notation; transcription
[14] advanced (developed)
country; advanced nations
[15] name of a Chinese dynasty
[16] name of a Chinese dynasty
[17] Japan's envoy to Sui
dynasty China
[18] Japan's envoy to Tang
dynasty China
[19] Nara period (710-794 CE)
[20] Japanese clothes
[21] transmission;
propagation; spread
[22] contribution (furthering
a goal or cause)
[23] envoy; embassy;
mission; delegate
[24] dispatch; despatch;
send
[25] rise of; appearance of;
raising one's head; coming to power; becoming famous; (being in the)
forefront
[26] warrior; samurai
[27] Meiji period (1868-1912)
[28] Meiji Restoration
[29] Age of Enlightenment
[30] the Industrial Revolution
[31] legislation; laws
[32] financing
[33] thought; idea; ideology
[34] Japanese-made
[35] the west; Western
countries
[36] people; populace;
masses
[37] freedom; liberty
[38] idea; notion;
conception
[39] revolution
[40] Modernization
[41] translate
[42] reexportation
[43] civilization
[44] socialism
[45] left-wing
[46] transliteration;
transcription
[47] attainments
[48] deep
[49] tea ceremony; Way of Tea
[50] sense of values; values
[51] like; similar
[52] mutual; reciprocal;
each other
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